『農』それは、
人と菌による精神的生命活動である。
自然と神への「祈り」と「誓い」を根源とし、
常にその理想に向かって輝く希望の光である。
農業の起源は、
縄文時代の初期(紀元前3500年頃)に
栗の木などの栽培から始まりました。
その後、
稲作が導入された縄文中期(紀元前900年頃)には
太陰太陽暦による米や麦、大豆などの穀物、
かぶや大根などの野菜の栽培が盛んに行われ、
長きにわたる栽培技術の向上を経て
現在の農業があります。
無施肥・農薬不使用による栽培を
私たちは行っております。
縄文以降、祖先の絶え間ない努力によって、
「農」は今日、
私たちの生活に実りと豊かさを
もたらしてくれています。
この大きな恵みに感謝を捧げ、
豊作を祈るとともに、
私たちは次の誓いを立てて農業に勤しみます。
春夏秋冬、
季節や地域によって様々な野菜があります。
身土不二(しんどふじ)という言葉があるように、
食において大切なことは、旬のもの、
その土地のものを食べることです。
現代はハウス栽培により、
多くの野菜を年間を通じて食べることができます。
一方、私たちが育てている露路野菜は
気象天象の影響を受けて収穫量が不安定になりがちです。
それでも、自然の恵をいっぱいに受けて育った
旬の野菜の本来の味を
多くの方に味わってほしいと思います。
和歌山県は、
神話や記紀の原書とされる歴史書に登場する
風光明媚な景勝や多くの自然に恵まれた場所です。
「和歌山」や「和歌の浦」の名前の由来は
アマテルカミ(天照大神)の妹(実の姉)であり、
和歌の名手であった
「ワカヒメ」さまから名付けられました。
紀州はそのワカヒメさまが愛し、
お住みになられた場所でもあります。
その地にご縁を授かり、
タケタロウはももちゃんと二人で、
自然の恩恵とすべてのご縁に
感謝しながらお野菜を育てています。
私たちの心は、
野菜を通じてみなさんの心と繋がることができる!と信じて、
多くの方に食べていただけるように今日も心を清めて畑に向かいます。